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官能小説家の狂気・柔愛 ~君と綴る最後の言葉~ (CV:佐和真中) 感想です。 感想は↓の作品紹介の下からスタートです。

【18歳以上推奨】 性的描写がありますのでご注意ください。



官能小説家の狂気 官能小説家の柔愛


大野 海斗(CV:佐和真中)

【発売日】先行:2015年05月03日/一般:2015年05月22日
【価 格】各1,500円(税抜)
【シナリオ】松竹梅
【イラスト】双葉はづき
【レーベル】ステラワース
【あらすじ】
『官能小説家の狂気』『柔愛』。二枚のアナザーストーリーで展開するシチュエーションCD。
彼は有名な官能小説家。しかし今はスランプで、長らく書けずにいる。どうやらヒロインを愛するあまり、作中の女性にヒロインを重ねてしまい、罪悪感によって筆が進まなくなってしまったらしい。追い詰められた彼は、いっそ貴女を小説のモデルにしたいと云いだして…。
その時ヒロインがどの過去を語るかによって、彼が書く物語の内容と二人の関係が変化狂気にのまれるか、柔らかな愛に包まれるか――結末は貴女によって綴られていく――。





今回の作品ですが、感想書くのにすごく悩みました。 タイトルどおり官能小説家の精神状態を描いた作品なので、精神分析の観点?から語られる彼の心理が深くて.....。 しかも職業が小説家なので表現がなんというか哲学的で、私にはそれを感想におこすのがとても難しかったですw 色々考えて何度も書き直しているうちに疲れてきちゃったので、今回はいつにもまして纏まりのない長文になっていると思います.....スミマセン^^;


小説を完成させるために彼女が語ってくれた過去の男性との恋愛話に、彼がある思いを覚えるところまでは共通なんですが、その思いが内へ向かうか外へ向かうかで彼の精神状態が変わっていくお話なので、 『二人の物語』というつくりではなく、彼の変化を感じる作品になっていると思います。

特に柔愛編は(欲求が外へと向かう狂気編とは対照的に)、彼の心情が内へと向かうので感情が表に現れ辛く、私も初回に聴いた時は「なんだか盛り上がりに欠けるな~」と思ったのですが、実は柔愛編は救済ルートだったんだと、後に狂気編を聴いた時に気付きましたw

それくらい狂気編の彼の精神状態は重く深く、文字通り狂っていましたね! こんな風に過去作品を引き合いに出すのは作者さんに失礼に当たるのかもしれませんが、愛病は愛するがゆえに病に至るまでを描いた作品でしたが、今回の狂気編は病に至ったあとの偏執的な愛欲に焦点を絞った作品でした。


これより先は台詞等ネタバレありますのでご注意くださいね~。





官能小説家の彼が最近スランプに陥っている原因は、小説に登場する女性をどうしても自分の彼女と重ね合わせてしまい、話の中で色々な事をさせるたびに現実の彼女を辱めている気がして、罪悪感から筆が進まないのだという理由から。 彼の悩みを聞いた彼女は、自分が力になれるなら構わないとモデルにすることを快く了承したうえで、話の題材に苦しむ彼のために自分の過去の恋愛話をしてあげる事にします。


かなり早いですが、今回はここでもう分岐してしまいますw



【柔愛編】
最初は純粋に小説のために話を聞いていた彼でしたが、彼女の過去の恋愛相手に次第に嫉妬心が湧いてきて、自分の心の狭さや独占欲に思い悩む....という展開です。

当たり前ですよね(´・ω・`) 大好きな彼女が過去に他の男とイチャついてた話を聞いて嫌な気分にならないワケがない。彼女がどんなエピソードを話したかはあまり触れられていないんですが、あらすじに「その時ヒロインがどの過去を語るかによって」とあるので、たぶん柔愛編では彼女が相手から受け取った愛情や、幸せな想い出とかを中心に話したんじゃないかな~と思います。 でもそれを元に小説を書くとなると、小説の中のヒロイン=彼女は他の男性と恋に落ちるわけで。 そしてメインとなる官能シーンでは、自分じゃない誰かに彼女は抱かれて色んなことをされるんですから.....そりゃおかしくもなりますw

そして彼は自分の度量の狭さに苦悩する.....らしいんですが、そこまで思い悩んでるとはとても気付けないほどサラッとした描かれ方なんですw これも濃厚すぎる狂気編とのバランスなのかな? でも、『前の相手と外でしたことがある』と聞いた彼は、張りあうように外へ出て彼女と愛し合おうとします(^m^〃) そんな醜い嫉妬から出る無茶なお願いにも彼女は嫌がることなく応じてくれて。


「なんで君はいつも僕にそんな真っ直ぐな愛情を向けてくれるの?僕はこんなに欲深くて、君にお願いしてばかりだっていうのに....」


ここで彼女から与えられる言葉によって、彼は純粋に相手を思う気持ちというものに気づいたのだそうです。 嫉妬とか独占欲を醜いと思っている彼の心情がここまで来てようやく表に出た感じでした。途中まであまり変化がなく淡々としてるなーと思っていたんですが、彼の気持ちの上ではここまでにとても大きな起承転結があったみたいですねw


「小説とか関係なく、君を抱きたいんだ.....抱かせて、くれるかな」


そうして彼女の言葉に救われた彼は小説を書き上げて、それは無事に出版されます。 お祝いをするために二人でケーキを作る流れからの生クリームプレイが甘い~♪


「ごめん....気持ちよすぎて今日はあんまりもたないかも....二回目は君の声が出なくなるまでこの中ぐちゃぐちゃにしてあげるから....っ、今は我慢しなくても、いいよね.....?」


小説を締めくくる最後の言葉は、彼女を想う愛に溢れた言葉でした(*´▽`*)





【狂気編】
狂気編は小説のために彼女の話を聴いているうちに、自分の気持ちに素直で忠実な行動ができる元カレを羨ましいと思ってしまって、それと同じかそれ以上に彼女を意のままにしたいという欲望が湧いてきて、歯止めがきかなくなっていく....という展開です。


序盤の展開や台詞は柔愛編と殆ど同じなんですが、最初から少し彼の雰囲気が違うんですよね。 スランプで書けない事を悩むシーンでも、柔愛編の方では気落ちしてしまうところを狂気編では自身のふがいなさに苛立って声を荒げたりして、同じ台詞でもニュアンスが違ってて聴いていると面白いです。


「だって.....小説が書けない小説家なんて価値がない。 君の恋人であるためにはそんな男じゃ駄目なんだから.....!」


彼女は自分なんかにはもったいない、というくらい大切に思っているのは柔愛編も狂気編も同じなんですけど、こちらでは彼女が昔の男とどんなHをしたのかというところまで話をしていて^^; その話を題材に書き始めた彼は『縛った男の気持ちが知りたい』と、彼女に願望を伝えるんですねw そして彼女がそれを了承するんですが.....裸で縛り上げられた彼女を見た瞬間、彼の奥底に眠っていた狂気という愛の形が表に出てしまって。


「君を構成するパーツで僕を興奮させないものなんてないよ。君の爪先ひとつでも僕は興奮できる....」

「物語の中の彼が感じたのは安らぎだ。もう誰に奪われることもなく、彼女の柔らかな肌、甘い声そして...この熱く濡れた場所を独り占めできるという安心感と.....息が止まるほどの興奮」



これは物語の中の彼の気持ちで僕の気持ちじゃないと彼は否定しますが、無意識にすり替えていることに気付いてないだけで、うっとりと陶酔したように語るこの気持ちはまさに彼の本心で。


「きっと彼はこう思ったんだ。もっとこの場所に....いや、もっと僕という存在に縛り付けられたらいいのに、と」





ここから先はもう本当に狂ってましたね! 別にグロかったり暴力的だったりするわけじゃないんですけど、とにかく彼の狂気が重いw まるで全体重でのしかかられて押さえつけられて頭から飲み込まれて息ができなくなるような、そんな気分に陥りました。 狂気に酔いしれているシーンや我に返って泣き叫ぶシーンも含めて、こういうのがお好きな方には堪らない濃さだったんではないでしょうか♪

私も今まで自分では、愛情たっぷりな甘い展開より狂気に呑まれていく方が好きだと思っていたんですが、それはお話が進む上で徐々に病みが露呈していって、狂気に呑み込まれていくところでENDになっていたからで....そこから先の本当の狂気には全然耐性がなかったと気付かされました( ̄▽ ̄;) 今回は徐々に病んでいくような過程は全くなく、分岐した直後から全開でそういうシーンが展開されるので、彼の狂気にまみれすぎて終盤はちょっと気分がヘンになりかけたりしてw 息苦しい程の濃密さに「この苦しさはいつまで続くんだろう」と思ってしまうくらい、50分が長く感じられました。(※ 誉め言葉ですw 耐性のない自分はギブアップ寸前でしたが... )



そして小説を締めくくる最後の言葉は、彼女への歪な愛にまみれた言葉でした.....(゚Д゚||)




色々考えすぎた状態で聴いたせいもあるのかな? もっとサラッと聴けばそんなでもなかったのかもしれないですが、気負った状態で聴いた私は思いっきり引きずられてしまったので、柔愛 → 狂気と聴いて本当なら特典に行くところを、もう一度柔愛を聴き返したんですよねw その時に、初回では盛り上がりに欠けると思っていた柔愛編が、実は狂気の渦から気分を戻すための救済ルート的な役割をしてくれることに気付いたんです(笑) 2回目の柔愛編にはとても癒されました~♪





◆ステラワース特典『進む時間と退廃的な恋』◆(約16分半)
締切間近の追い詰められた彼に服を破られ噛みつかれ…「狂気」ED後のお話。 「君は? 僕に酷いことをされたら、どんなふうに感じるのかな……」


編集者からの勧めで今は「一見支配しているのは主人公の男なんだけど、彼の心を支配しているのは実はヒロイン」という話を書いているという彼ですが、実はこの二人も....。 彼女を見るといつでも抱きたいという衝動に駆られてしまう自分を抑えようとする彼を見て、それを遮るように口づける彼女。溺れているのは誰?掌握しているのは.....。





狂気編は彼の執拗な攻めとイっちゃってる状態がすごいですが、柔愛編も彼女の言葉で救われる前までは、態度こそ穏やかですが結構意地悪なプレイなんですよねw 焦らし方とかが。 救われた後は優しくて甘い感じなので、表面に出なかっただけでやっぱりかなり嫉妬してたんだなぁ、という感じでした。


呑まれてしまった要因は自分に耐性がないからと書きましたがそれだけではなくて、一番はもちろんシナリオと佐和さんの演技の凄さからですね! 別に怖いわけではないんですが、狂気を煽るシナリオ運びと、それを深くまで掘り下げた素晴らしい演技を佐和さんがされていたので、その雰囲気に呑まれちゃったんですよね~。 佐和さん本当に狂おしいほどの艶やかさと迫力でした!泣きながら縋るシーンも素晴らしかった....。 ここで心を傾けるのはダメ男に引っかかるバカな女のすることだ!と思ったんですが、佐和さんが上手すぎて引っかかってもいい....とか考えちゃったよ~ちくしょう( ̄▽ ̄) 


あ、凄いといえば音! 松竹梅さんのゲームをプレイされた事のある方はご存知かと思いますが、松竹梅さん作品のHシーンは濡れ音が凄く大きいです。今回も激しい音でした(笑)他のシチュCDはわりと控えめなので、久しぶりにこの音を聞いた瞬間はうぉ!って驚きましたw そういえば松竹梅さんの作品はこれが特徴だったっけ、と思い出して。 お初の方は驚かれるかもしれませんね^^


もっとどぎつい狂気モノをよく聴かれる方からすると、そんなに濃くも重くもないのかもしれませんが、耐性のない私にはすごくキました!もうお腹いっぱいです~。 1枚50分しかないとは思えないほど、濃密な狂気に包まれましたよ~!




特典付は3種類あります。詳しくはステラワースブログにてご確認ください。


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