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終末のエスペランサ Act.01 カガリ 感想です。 感想は↓の作品紹介の下からスタートです。

【18歳以上推奨】 性的描写がありますのでご注意ください。


終末のエスペランサ カガリカガリ(CV:あさぎ夕)

【発売日】2015年1月21日(水)
【価 格】2,000円(税抜)
【シナリオ】菅野なつめ
【イラスト】ふじた
【レーベル】花鏡
【あらすじ】 正体不明のウイルスにより、滅亡の一途を辿る 『 セカイ 』 ―― その中で、貴女は別れた彼と再会する。大学の同級生で、貴女の幼馴染みの彼 ( カガリ ) は少し無口で不器用だが、誰よりも貴女を大切に想っている。 そんな彼と貴女は、かつて恋人の関係にあった。けれど『 あること 』がきっかけで、やむを得ず別れを選ぶ。 それでも、密かにお互いを想い続けてきた貴女と彼 ―― 。 再び巡り会った今、途切れた想いの糸を紡ぎ直すことはできるのか。そして訪れる 『 最後の刻 』 、貴女に迫りくる究極の選択とは …… 。



*…*…*…*…* こちらの作品について *…*…*…*…*

・事故で身体の一部が義肢であるという設定があります。その部分に関してかなり立ち入った会話が展開されていますので、聴かれる方によっては地雷要素となる可能性が大きいです。ご注意ください。

・世界の崩壊がテーマとなっていて略奪、暴動などの荒れた表現も含まれますのでお気をつけください。

・本編の最後は死亡エンドですので、苦手な方はご注意ください。




ウイルスが原因で荒廃した世界で、一度は途切れてしまった彼との絆を再確認するという、少しSF的な要素を取り入れた風変わりな作品です。

私はこういう世界観は嫌いじゃないので、少し特殊な舞台設定も、刹那的な話の流れも、全体的には楽しんで聴くことができたんですが、本編は幸せなお話ではないというのと、ちょっと気になった部分があったので万人にはおすすめしづらいなーというのが正直な感想です。

キャストのあさぎ夕さんは、ぶっきらぼうで低いトーンがとても素敵で、元々上手な方ですが更に上手になっているようで嬉しくなりました♪ 世界観がお好きで切ないテイストのお話も大丈夫!という方、キャストさんのファンの方などは、地雷要素をクリアできれば雰囲気のあるドラマを楽しむことができるかな~と思います。






以下より台詞等ネタバレありますのでご注意ください。






パンデミックが起きて数ヶ月で荒廃してしまった世界で、食糧の配給を受け取りに行った主人公が幼馴染で元恋人のカガリと久しぶりに再会するところからお話は始まります。


カガリはぶっきらぼうで淡々とした物言いだけど、彼女のことをちゃんと気にかけていてとっても優しいです。 重い配給品を彼女の分まで持って「男なんだから任せとけ。いいからカッコつけさせろよ」とちょっと照れてみたり。 ようやく配給を受け取り帰る途中に、二人は配給品の強奪に遭い彼女は足を挫いてしまって。 彼女の足を心配してカガリがおんぶして家まで送ってくれることになります。 彼女の足の怪我がそれほど酷くない事に安堵はするものの、非力な女を選んで強奪する奴が許せない、と怒りを露わにするカガリはやっぱり優しいです。 きっと嫌いで別れた訳ではなく、今でも彼女の事を思ってるんだろうな~という雰囲気が最初から伝わってきます。

あさぎさんは元々の声がそんなに低くなく柔らかい声質なので、低くぶっきらぼうな物言いをしても怖い感じにはならないんですよね。そっけない言い方をしていてもどことなく優しさが伺えるような表現が本当に上手な方だと思います♪



日が暮れてきて、配給品のろうそくで光をとるような生活。カガリは彼女の部屋に、むかし自分が川に投げ捨てたはずのギターピックがあるのを見つけると、とたんに感情を露わにして彼女にくってかかります。 


「なんでこれをお前が持ってるんだよ。どうして.....なんでわざわざ、そんなことしたんだ!」


カガリの大切なものだから拾ったという彼女の言葉に彼は、もう俺は音楽を捨てたのに....と苦しそうに吐き出します。

確かに世界は荒廃してるんですが、事態が好転すればまた普通の生活に戻れると思っているので、そこまで悲壮感はありません。だからカガリも音楽への夢を未だに断ち切れてないんですね。

彼が音楽を捨てた理由。それは事故で失った右腕の代わりに取り付けられていた義手が全てを物語っていました。


ウイルスで世界が滅んでくれたおかげでバンド仲間も散り散りになって、余計なことを考えなくてすむからよかったよ、と自嘲する彼。 もちろん彼女はそれが彼の本心ではないことがわかっていて、自身を痛めつけるような発言をする彼に必死で語りかけるんですが、それが更にカガリの苛立ちを煽って。


「それ以上言うならキスするけど、いいの? 今はもう別れた、恋人でもなんでもないただの幼馴染だ。そんな男にキスされたい?....押し倒されて、めちゃくちゃにされたい?」

「それにお前を黙らせなきゃいけないからな。その口、完全に塞いでやる.....!」


無理矢理っぽいし言葉攻めもされるんですけど、彼は明らかに彼女の優しさに甘えて苛立ちをぶつけてる感じで、嫌な気持ちは起きません。彼女も全く抵抗しないのは、それが良くわかっていて彼を受け入れてるからなんだろうというのが伝わってきます。


「ほら自分で服の裾、咥えとけよ。離したりしたら胸の先咬むから。わかったな」

「言ったよな。お前の口、完全に塞いでやるって。.....もう喘ぐことしかできないようにしてやる」


のぉぉぉぉ~!あさぎさんの言葉攻め!!! 吐息や声の強弱に更に磨きがかかって、低く抑えた荒っぽい口調がすごくイイです♪ 私は工口単語がオンパレードな言葉攻めって本当に苦手というか引いちゃうんですけど、このライターさんの言葉攻めは、工口単語は最小限で扇情的な煽り文句が多かったので、こういうのならすごく好きです!あさぎさんの荒っぽいけど怖さを感じない演技がそれにぴったりでした(≧▽≦)b☆ 


彼女の方だけが色々されてるシーンだったんですが水音が結構すごいです(笑)  彼女が気絶しちゃって自分のした事をこっそり反省してる彼がちょっと可愛いな~♪ そのあと彼女が目覚めるとゴハン作ってくれてました。 どうやらお詫びのつもりらしいですw 八つ当たりしてごめんって謝るんですが、彼女はそれだけじゃ許してくれなくて。ションボリした彼がどうしたらいいか訪ねると、一緒にゴハンたべてくれないと許さないって言う主人公ちゃんが可愛い~♪ 彼も思わずぐっと来ちゃって、なんだかベソかきそうなのを必死でこらえながら話してる感じでした( ̄∇ ̄)w




彼があの日、別れを切り出した本当の理由。それは事故のショックで自棄になっていたのも確かだけれど、必死で支えようとしてくれた彼女を見ているのが辛かったから。 「こんな手でどうやってお前を守ればいいんだろう。どうやってお前を愛せばいいんだろう.....そう思ったら、自信がなくなってしまった」 というカガリ。




※ここからちょっと引っかかった部分のお話です。

カガリが義手に負い目を感じて遠ざかって行った過去は過去としていいと思うんです。CDでは諦めきれなかった!って想いを再確認するところからなら「色々あったけど元に戻れて良かったね」って思えるんですけど.....えっと、なんて言えば語弊がないかな。 現在進行形で未だに義手を疎んじていて、カガリが何度も何度も「こんな手」「こんな義手」って表現を使うのがどうしても引っかかって。

日常生活に問題ないレベルで使えてるというなら、他の人と何も変わらないですよね。 感覚や温度がっていうのはしょうがないにしても、普通に動いて普通に使えて、ギターも簡単な曲なら弾けるくらいに動くという立派な義手なのに、何度も「こんな」っていうのがちょっと。 (話が進むと義手だからこそ助かったというシーンが出てくるので、最後まで貶しているわけではないですけど)

同じ題材なら逆に、「手を失ったことで自棄になって別れたけど、義手に巡り合えたから幸せを掴める」っていう方向性だったら、テーマは難しいけどいい話でしたって紹介できるのに....と思って。

他にもそういう作品はいっぱいあるし、いちいち気にするほうがおかしいって判ってはいるんですけど、いい方向にお話を持っていかないなら、あまり安易にこういう題材を使わない方がいいんじゃないかな~と引っかかってしまいました。

-----------ここまで




そしてお互いの想いが再び重なり合って穏やかな幸せが訪れたのも束の間、彼らの仲はまたも脅かされるのですが....彼女は『最後まで彼と一緒にいる』という幸せを選んだのでした。





この作品、最終トラックまで行かないと本番ってないんですね!そして1度目の言葉攻めと違って今度は最中にあまり余計なことを言わないので、水音だけが響いてる時間がすごく長く感じてwww 最後はありえないスピードで動いてるような高速音がしてて思わず笑っちゃいました。キスしながらそのスピードで腰って動くもの???と余計なことばかり考えていたのは、シリアスな雰囲気のHが切なすぎたからかもしれません。


突然判明する死ネタや病気ネタは大地雷ですけど、事前に知って聴く分には心構えが違うので問題なく聴けました。でも死エンドだというのはわかってましたけど、別れの言葉が出るほど最期の最期まであるとは思ってなかったです。最期まであると気分が暗くなっちゃうのでやっぱり苦手なんですよね^^; 「残りの時間は二人で溶け合うまで抱き合っていよう」っていう所で終わってくれた方が、私としては気が楽です。


*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*


◆公式特典「ワクチンエンド」(16分半)◆
「もしもワクチンが完成していたら?」というIFストーリー。ギターの弾き語りで、久しぶりにステージに上ることになったカガリ。ライブが無事に終わったら、貴女に聞いてほしいことがあるという。「生死に関わるかも」と深刻な顔で言うカガリの真意とは……。本編とは異なるハッピーエンドです。※推奨試聴順:本編トラック5→ワクチンエンド


暴動が起きて火事になったマンションに彼女を助けに戻った後から分岐したifストーリー。彼女のマンションは火災に見舞われたので彼の部屋で一緒に暮らしています。前に進むために彼はもう一度ギターを始めるというお話。このストーリーではカガリはウイルスに感染していないのでけっこう気楽に幸せライフを楽しんでいます。その上で製薬会社がワクチンの開発に成功したんだって!と普通に喜んでいます。
そして1年後。外では子供がはしゃぐ声が聴こえ、二人は大学で勉強を再開。携帯電話忘れちゃってさ、とすっかり世の中が元通りになっている様子が伺えます。そして復興チャリティーライブに出演したカガリがライブ直後に彼女に伝えた言葉とは.....?というお話。

一緒に帰ろうというカガリが手をつないで帰ろうとして「ん。」って手を出すんだけど彼女に上手く伝わらなくて、「ん!ん~!」って口に出さずに頑張ってる所が可愛かったです♪ 明るく甘いプロポーズエンドです♪




◆ステラワース特典「奇跡エンド」(14分半)◆
「もしも奇跡が起きたら?」というIFストーリー。『最後の刻』を前に思い出を作ろうと、遠出することになった貴女とカガリ。そこで、貴女はカガリの意外な一面を知り……!? 本編とは異なるハッピーエンドです。※推奨試聴順:本編トラック6→奇跡エンド


こちらはカガリがウイルスに感染してからの分岐ストーリー。感染後5日経過した時点からのスタートです。発覚してから何度も何度も抱き合ってきたという二人。本編では彼女にも痣が現れていますが、こちらではカガリのみで彼女は無事なようです。置いて行きたくないというカガリの気持ちが切ないです。気晴らしにと出かけた湖でつり橋を渡る二人。暗い話になるのかと思いきや、高いところが苦手なカガリが強がりを言ってどんどんボロを出すコミカルな展開にwww たとえあと2日しかないとしても、怖いものは怖い(笑) 本編ではずっとシリアスだったカガリが初めて見せた明るいシーンでした。そしてこのルートのカガリは割とポジティブで、夜、星空に向かって奇跡が起きるようお願いしてみようか?という事になるお話です。

ご都合主義なエンドですけど、本編がシリアスすぎるのでこういうコミカルなのもいいですね♪楽しくてほっとしました^^


*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*


えーと。ちょっと整理。

どちらの特典にもHは全くなかったです。 ということは、本編の最終トラックの死亡エンドを聴かなければHシーンは一度も聴くことができないってことですねΣ( ̄ロ ̄;) 本編序盤で苛立ったカガリが彼女をちょっと無理矢理に、っていうシーンはあるんですけど、この時は彼女が色々されちゃうだけでH自体はなかったので。

本編ラストのHはもうこれで最期だからっていう刹那の求め合いだったので、結局この作品ではハッピーで甘いHは一度も聴けないんですね~( ゚д゚ ) .....思ったより聴き手に媚びない、チャレンジ精神旺盛な作品でしたwww



本編は切なく特典は幸せに。 世界観も含め大筋は割と好きな感じだったし、何よりキャストさんのいい演技が堪能できたので私自身はけっこう楽しめたと思うんですが、難しい題材をいくつも作品の中に使っていて、気軽に感想が述べ辛い部分も多かったため、100%面白いとは言いにくい作品でした。 聴く人を選ぶと思います。

最期の時を最愛の人と抱き合いながら迎える。 性格や年齢や守るべきものの有無にもよるかと思いますが、ある意味究極の幸せかもしれません。


※こちらは通常版です。特典CD付は公式かステラワースで。

終末のエスペランサ Act.01 カガリ
あさぎ夕
インディーズレーベル (2015-01-21)
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