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大正浪漫 ~禁断の恋~ vol.1 陸軍少尉の彼 感想です。感想は↓の作品紹介の下からスタートです。

大正浪漫~禁断の恋~ Vol.1 陸軍少尉の彼土屋光春(CV:興津和幸)

【発売日】 2014年2月26日
【価 格】 2,000円(税抜)
【ブランド】 キュピラボ
【シナリオ】 上月はじめ
【イラスト】 島津ハル
【あらすじ】
あなたはとある武家華族のお屋敷に勤める使用人。その家の次男である光春とは、レコード好きという同じ趣味から次第に打ち解け、お互いを大切に思うようになる。けれどあなたと光春の間には、重い身分の差があった。全てを捨ててあなたと一緒になりたい、という光春。そんな中、戦争が始まり、光春は任地に赴かなければならなくなる――。(ブックレットより)


CANDY CUBEさんの姉妹ブランドとなるキュピラボさんの第1弾作品です。キャストさんは素晴らしく、コンセプトもとてもいいです。シナリオも雰囲気が良く出ていていい感じなのですが....シナリオのツメの甘さと構成で損をしている、という印象を受ける作品でした。

光春は男爵家の子息だというのに奢ったところの全くない、真面目で優しい人です。穏やか過ぎて物足りないと感じるほどw だからこそ中盤以降の彼の苦悩と抑えられない彼女への想いが溢れ出るシーンは際立ちます。そんな光春を興津和幸さんが柔らかく切なく情熱的に演じられていて、とっても素敵でした♪

なので、シナリオと構成がもう少し頑張ってくれていたらもっと素敵になったはずなのに...!と非常に惜しく感じてしまいます。自分が感じた良い点と惜しい点を記事の後半でまとめてみましたので、よろしければそちらもご覧ください。



以下より台詞等ネタバレあります。ご注意ください~♪





光春が部屋でレコードを聴いていると部屋の外で誰かが足を止めた気配がして、誰かと声をかけると主人公が入ってきます。これが二人の出会いでした。


「君は新しく入った使用人か。俺は.....私は、この家の次男、光春だ。普段は帝国陸軍に所属しているが、この度休暇で帰ってきた。」


ブックレットで紹介されていた陸軍少尉の光春は24歳。5年前初めて会ったという台詞からすると、この頃は19歳くらい? 少し高めのいかにも純情そうな興津さんの声がとても可愛らしいです♪ まだ軍人になりたてで、自己紹介で思わず「俺」という言葉を使ってしまって言い直す様が初々しいw

まだ蓄音機やレコードが一般庶民に馴染みの薄かった時代、光春の聴いていたレコードと蓄音機に興味を示した彼女に、光春はレコードを聴かせてあげます。春から士官学校に入り卒業後はそのまま隊に戻る光春は、暫く戻れない自分の代わりに、自身の大切な蓄音機とレコードを頼む、と彼女に託します。



5年ぶりに屋敷に戻ってきた光春。声も落ち着いて大人になった感じです。軍生活も長くなり少尉にも昇格した彼は軍人らしさがすっかり板について、出迎えた使用人へ事務的に指示を出します。でもその使用人が彼女だと気付くと途端に態度がふんわり柔らかくなって♪


「ああ君か....! その....ずいぶん変わったな// 気付かなかった」


彼女は折にふれて手紙を出していたようで、趣味のレコードが聴けない軍部にいた間は彼女の手紙が救いだったと光春は言います。会えなかった5年の間、二人は共通の趣味であるレコードの話で繋がっていたんですね。

その日から彼女は彼の部屋付きになり、二人は交流を深めていきます。レコードを聴きながら彼女の指に思わず触れてしまい二人でモジモジしたり、仕事をしなければならない彼女を引き止めるため咄嗟に夜会のダンスの練習相手という仕事を思いついたり、夜会から帰宅した光春が酔って彼女を抱き込んだまま眠ってしまったりと、徐々に二人の仲が深まっていくのが楽しいです。


光春に誘われてみたオペラは身分違いの恋物語で、困難を乗り越え結ばれる話でしたが、結婚は家同士のつながりで、望んだ人と結ばれるのは実際は難しいという光春。


「私にも想い人がいる。彼女のためなら命を捨てることも厭わない。そんな風に想うようになってしまえばもう...止められない」


そんな話をした後に親同士の決めた光春の許嫁が屋敷を訪れ、二人が仲良さそうに話しているのを見てしまえば、彼の言っていた「命を捨てることも厭わない想い人」=「許嫁のご令嬢」と彼女が誤解するのも当然でw その日から彼女はまともに光春と会話することができなくなってしまいます。不審に思った光春が訪ねると彼女は泣き出し....


「どうして泣くんだ....何かあったのなら、言って欲しい。」


言い含めるように優しく諭す声がとっても素敵です♪ 彼女が誤解をしたうえで泣いているのを見た光春は、自分の気持ちを彼女に伝え、ようやく二人の恋は実ります。 しかし身分の差がある二人の仲は誰にも知られるわけにはいかない。光春の部屋の中で甘い口付けを交わしたり、他の使用人の急な訪れに慌ててクローゼットの中に隠れたりしながらも、ふたりの秘密の恋は幸せそうでした。



しかし時は大正、諸外国との緊張が高まる中、彼宛に届いた一通の手紙によって彼は人知れず苦悩し....そして決断をします。軍からの正式な辞令が下り、光春は戦地に赴くことを決めたというのです。彼の任地は外国の一番戦況の厳しい地域で、生きて戻る事は出来ないだろうと光春は言います。 


「わたしだって離れたくない!....しかし、それでは誰がこの君のいる帝都を守る」


そうして出征の日が迫り、彼を送る夜会が開かれた最後の夜。宴を抜け出した二人は彼の部屋で、遠くから聞こえる夜会の音楽に合わせてダンスを踊って。死地へ赴き彼女を幸せに出来ない自分にそんな資格はないと分っていながらも、溢れる想いは止められず、


「君を、俺のものにしたい。」


と、光春は彼女をかき抱きます。離れたくないという想いが溢れ彼女を激しく求める光春は、今までの穏やかで優しい彼とは違い、とても情熱的でした...//


そんな一夜が過ぎ、とうとう別れの日はやってきて....。





と、ここから悲恋エンドと幸福エンドにトラックが分れます。私は普段エンドのネタバレはしない主義なのですが、今回は購入の参考となるようにどうしてもここは書いておきたいので書いちゃいますねw すこ~しだけ薄字にしますので、バレはイヤンな方はスルーしてください。


この悲恋エンドのトラックは....悲恋的な結末が待っているエンドというのではなく、ただ出征の日の別れのシーンが描かれているだけです。それが今生の別れになって、もう戻ってこないってことですね。なのでドラマチックで切ない悲恋エンドを期待されてる方は要注意です。彼が戦死したとかの後日談とかがあれば悲恋エンドっぽくなったかもしれないですが、これは次の幸福トラックへ続く途中のトラックって感じですね。逆に哀しいのはイヤ!って方には安心して聴ける作りになってると思います


こうして記事にしてみても、やっぱりお話のコンセプトはとても好きな感じだし、興津さんの演技はとっても素敵でした! だからこそCDの作りがとても残念でなりません。構成などに関しては聴き手の好みに多分に左右されると思いますが、自分が感じた点を挙げてみます。


【良かった点】
・シナリオの全体的な雰囲気
・キャストさんの演技
・SEのこだわり
・聞き返しがない


【惜しい点】
・場面転換の多さ
・SEの単調さと不足
・シナリオの無駄な個所と不足箇所
・全体的に盛り上がりに欠ける


聞き返しが少ないのはとても聴きやすかった!でもこれはずっと光春が喋っているだけで彼女とのやりとりがあまりなかったからかもw SEは扉の開閉の音が錆びついた感じだったり、レコードの音がとてもチープだったり、ちゃんと音にこだわってるんだなって感じで良かったです。

惜しい点はまず何と言っても場面転換の多さですね。トラック数を見ると10個なのでそんなに多く感じないのですが、1トラックの中で場面転換が何度もあるんですよ。5分ちょっとのトラックなのに3シーン入ってたりとか。1分・2分・2分って短いシーンが細切れに入っていて、お話に集中する前に場面が変わってしまう感じで...正直これには参りました。

次にSEの単調さと不足ですが、これも場面転換の多さに関係してるのですが、場面転換が頻繁なために、転換時のSEが頻繁に入ります。通常のCDであればその音は部屋に入ってくる音だったり、外の喧騒だったり、電話の音だったり...と色々あると思うのですが、このCDは殆どが扉をノックする音^^; 場面転換の多さにも参りましたが、そのたびにいつもいつも聴かされる同じノックの音にとても辟易しました。

そしてシナリオの無駄な個所と不足箇所ですが、丁寧にしようとするあまり色んなエピソードを詰め込みすぎて、細切れになっただけではなく盛り上がる前に次のシーンに切り替わってしまうんです。 彼が照れて焦って弁解したり、切ない心を吐露しかけたり、聴き手が先を期待したくなるようなところにくると、必ずと言っていいほどシーンがプッツリ終わってしまうんですね(*ノД`。) 

どのシーンもエピソード自体はとても素敵なものばかりなのに「え?ここで終わり?」っていう終わり方なのが非常に残念です。 少しづつ二人が思い合っていく様を表現してくれているのはありがたいのですが、来客を伝えただけで場面転換とか、彼宛の手紙を渡しただけで場面転換とか、どうした?と訊かれてなんでもないと答えただけで場面転換とか(笑) そういう余分な転換を省いてその分大事なシーンをしっかり表現する方に回してほしかったです。


【アニメイト限定特典】「くちづけ」
珍しく酔って帰ってきた彼が、いつもは言えない「あなたにしたいこと」を口にする――。
真面目な顔をしているが、実は隙あらばいつでも君に触れたり口付けたりしたいと思っているんだよという光春が、たくさんたくさん口付けてくれるお話♪ 5分56秒。



【ステラワース限定特典】「熱い水」
風邪で寝込んでしまったあなたに対し、彼が甘く優しく看病をする。
彼女の風邪を心配するあまり、優しい看病を通り越して妻を溺愛するバカ夫っぷりを披露w 3分56秒。




「口付けても?...返事が聴こえないが、暗くて見えないから頷いたという事にしてしまおうか」

「泣かないでくれ、決心が鈍る.....っ、離れたくない....」

「先の見えない、決して結ばれる事のない恋を君に強いた。それなのに、君の前からいなくなろうとしている。」

「好きだ....好きだ!君の体の全てに...痕をつけたい」

「もう誰かの前で服を脱いで欲しくない....この痕を、誰にも見られたくない」





興津和幸さんは本当に素敵でした! 穏やかで優しい中にも情熱を秘めた光春をと~っても素敵に演じられています。 最後の夜の思いの丈をぶつけてくる光春が、とても熱く切なくて...// (シナリオもこのトラックだけは場面転換ナシでじっくり聴かせてくれてるんですよw) そしてお話の全体的な流れも恋してるっていう雰囲気がしっかり伝わってきてとても良かったです。上に抜粋した台詞の他にも素敵なものがたくさんあって....先に挙げた惜しい点を踏まえても、それでも色んな方に聴いてもらいたいなぁ~と思える作品でした♪ 購入を検討されている方は、上記の点が大丈夫そうであれば、優しい恋物語を味わってみてくださいね~^^


大正浪漫 ~禁断の恋~ vol.1陸軍少尉の彼
興津和幸
キュピラボ/アルドゥール (2014-02-26)
売り上げランキング: 4,466

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